アゼライン酸とレチノールは併用できる?使う順番・朝夜の使い分けを美容カウンセラーが解説

こんにちは!
現役美容カウンセラー&美容成分オタクのAkiです。

最近よく聞かれるのが、

「アゼライン酸とレチノールって、一緒に使っていいんですか?」

という質問。

ニキビが気になるから、アゼライン酸を使いたい。

でも毛穴やハリ、年齢肌も気になるから、レチノールも使いたい。

……分かる。

アラフォー、悩みがひとつじゃないんよ(笑)

ニキビだけケアしていればよかった10代とは違って、

「ニキビもできる」
「毛穴も気になる」
「シミも気になる」
「ハリも欲しい」

もう、肌悩み大渋滞です(T_T)

そこで今回は、

アゼライン酸とレチノールは併用できるのか?

使う順番や朝・夜の使い分け、さらにレチノール・レチナール・パルミチン酸レチノールなど、ビタミンAの種類による違いまで、できるだけ分かりやすく解説します。

結論|アゼライン酸とレチノールは併用できる?

結論からいうと、

アゼライン酸とレチノールは「絶対に併用NG」という組み合わせではありません。

実際、アゼライン酸とレチノイド系成分を組み合わせた研究もあり、アゼライン酸とレチナールを組み合わせた製剤について検討した研究もあります。

ただし!

ここで、

「じゃあ今日から2つ重ねよー♪」

となるのは、ちょっと待って(笑)

どちらも、製品の処方や濃度、肌状態によっては刺激を感じることがあります。

特にビタミンA系アイテムを使っていて、

  • 皮むけしている
  • 赤みが出ている
  • 乾燥している
  • ヒリヒリする

こんな状態なら、無理してアゼライン酸まで追加する必要はありません。

むしろ、いったん攻めるケアをお休みしたいタイミング。

アゼライン酸自体も、人によってはピリピリ・チリチリとした刺激を感じることがあります。

すでに肌が敏感になっている状態で、さらに刺激になり得る成分を追加すると、赤みやヒリつきが強くなる可能性もあります。

だから大切なのは、

「この2成分は併用できる?」ではなく、
「今の私の肌は、併用できる状態?」

ここです。

そもそも「レチノール」って実は1種類じゃない!

ここで、ひとつ知っておいてほしいことがあります。

「レチノール」とひとことで呼ばれがちですが、化粧品に使われているビタミンA系成分にはいくつか種類があります。

たとえば、

  • パルミチン酸レチノール
  • プロピオン酸レチノール
  • 酢酸レチノール
  • レチノール
  • レチナール(レチナールデヒド)

など。

さらに医薬品として使われるレチノイン酸(トレチノイン)もあります。

「え、そんな種類まで見てない!」

という方も多いですよね(笑)

実際、

「この美容液、レチノール入ってるらしい」

くらいの認識で使っている方も多いと思います。

そしてアゼライン酸を追加するときに、

「これ、一緒に使っていいんかな?」

と思って「アゼライン酸 レチノール 併用」で検索する。

たぶん、そんな方も多いんじゃないでしょうか。

なのでこの記事では、ピュアレチノールだけに限定せず、化粧品に使われるビタミンA系成分まで少し広げて解説していきます。

あなたが使っているのはどのビタミンA?

ここで一度、今使っている商品の全成分表示をチェックしてみてください。

「レチノール商品」と思って使っていても、実際に入っているビタミンAは違うかもしれません。

大まかに整理すると、

レチニルエステル

レチノール

レチナール

レチノイン酸

という代謝経路があります。

パルミチン酸レチノール・プロピオン酸レチノール・酢酸レチノールなどは、レチニルエステルの仲間です。

レチノールはレチナールを経てレチノイン酸へ。

レチナールは、レチノールよりレチノイン酸に近い位置にあります。

そしてレチノイン酸(トレチノイン)は活性型で、医薬品として扱われます。

ただし、ここで注意!

「レチノイン酸に近い=その化粧品は必ず刺激が強い」

「レチニルエステル=絶対に刺激が出ない」

と単純には決められません。

実際の使用感は、ビタミンAの種類だけではなく、

配合量・処方・使用量・使用頻度・肌状態

などによっても変わります。

つまり、

「レチノール商品」とひとことで言っても、中身は結構違う!

ということです。

アゼライン酸とレチノールは何が違う?

では、そもそもこの2つは何が違うのでしょうか。

「どっちもニキビとか毛穴に良さそうやけ

「どっちもニキビとか毛穴に良さそうやけど、何が違うん?」

となりますよね。

ざっくり整理します。

アゼライン酸とは?

アゼライン酸は、

  • ニキビ
  • 毛穴詰まり
  • 皮脂
  • 炎症
  • ニキビ後の色素沈着

など、ニキビに関連する複数の肌悩みに対して研究されている成分です。

特に、

「ニキビができやすい」
「皮脂やテカリも気になる」

という方には気になる成分ですよね。

ニキビだけではなく、

「皮脂も毛穴も赤みも気になる!」

という複合的な肌悩みに取り入れられることが多いのも、アゼライン酸の面白いところ。

アゼライン酸についてもっと詳しく知りたい方は、

『アゼライン酸の効果とは?ニキビ・毛穴・皮脂への働きと濃度・使い方を美容カウンセラーが解説』

の記事で詳しくまとめています。

レチノールなどのビタミンA系成分とは?

一方、レチノールはビタミンAの一種。

レチノイドは肌のターンオーバーなどに関わり、レチノールについては細かいシワやコラーゲンなどに関する研究もあります。

そのため化粧品では、

ハリ・キメ・乾燥による小ジワなど、年齢とともに気になってくる肌悩み

に取り入れられることの多い成分です。

ただし先ほどお話ししたように、

ビタミンA系=全部ピュアレチノールではありません。

パルミチン酸レチノールなどのレチニルエステルを配合した商品もあれば、レチノールやレチナールを配合した商品もあります。

だから、

「レチノール商品だから刺激が強い」

とも、

「この種類なら絶対マイルド」

とも、成分名だけでは判断できません。

ざっくり分けると、こんな人が気になる成分

かなりざっくり分けるなら、

アゼライン酸

ニキビ・皮脂・毛穴詰まり・炎症などが気になる人

レチノールなどのビタミンA系

毛穴・キメ・ハリなど、エイジングケアも取り入れたい人

というイメージ。

もちろん、アプローチが重なる部分もあります。

だからこそ、

「両方使いたい!」

となるんですよね。

アゼライン酸×レチノールを使いたくなるのはこんな人

この2つを組み合わせたくなるのって、

「大人ニキビも気になる。でもエイジングケアもしたい!」

という方ではないでしょうか。

ほかにも、

「Tゾーンはテカるのに、毛穴も気になる」

「ニキビもできるのに、最近ハリまでなくなってきた」

「皮脂ケアしたい。でも年齢肌ケアも諦めたくない」

……はい。

だいたい私です(笑)

特にアラフォーになると、

ニキビだけ。
シミだけ。
毛穴だけ。

……なんてこと、ほぼないんですよね。

だから、

アゼライン酸でニキビや皮脂などをケアしながら、ビタミンA系アイテムでハリやキメなどのエイジングケアも取り入れる。

という考え方はアリ。

ただし、

欲張って一気に全部使って肌荒れしたら本末転倒。

そこで重要になるのが、使い分けです。

アゼライン酸とレチノール、使う順番は?

「アゼライン酸が先?」

「レチノールが先?」

これもよくある質問です。

実は、

成分名だけで順番が決まるわけではありません。

まず優先したいのは、それぞれの商品が推奨している使用方法。

たとえば、

アゼライン酸=美容液
ビタミンA=クリーム

という商品なら、

化粧水

アゼライン酸美容液

保湿

ビタミンA系クリーム

のような順番になる場合があります。

ただし、商品によって剤形も処方も違います。

なので、

「アゼライン酸は絶対先!」

と覚えるより、

メーカー推奨の使用方法+その商品の剤形を確認する

と覚えておく方がいいと思います。

初心者なら「朝アゼライン酸・夜レチノール」も選択肢

私が初心者さんにおすすめしやすいのが、

最初から同じタイミングで重ねないこと。

たとえば、

化粧水

アゼライン酸

保湿

日焼け止め

化粧水

保湿

レチノールなどのビタミンA系アイテム

こんな感じ。

朝と夜に分ければ、最初から2つを重ねずに取り入れられます。

もちろん、使用する商品の推奨方法に従うことが大前提。

そして朝は、

日焼け止めまでがスキンケアです!

ここは忘れずに。

同じ夜にアゼライン酸とレチノールを使ってもいい?

それぞれの成分に肌が慣れていて、商品の使用方法上も問題がなければ、同じ日のスキンケアに取り入れる方法もあります。

アゼライン酸とレチナールを同一製剤に配合して検討した研究例もあります。

でも!

ここで注意してほしいのが、

「研究で一緒に使われている=家にある2本を好きに重ねてもOK」

ではないということ。

研究で使われたものと手持ちの商品では、濃度も処方も使用方法も違います。

だから私は、

初めてなら、いきなり同じ夜に全部盛りしない!

をおすすめします。

まずは1つずつ。

自分の肌がどう反応するか確認する。

慣れてから組み合わせる。

この方が、もし赤みやヒリつきが出たときにも、

「何が原因だったん?」

となりにくいです。

美容カウンセラーAkiならこう使う!肌悩み別ルーティン

ここからが、

「で、結局どう使ったらいいん?」

のお時間です(笑)

① ニキビ・皮脂が一番気になる

このタイプなら、私ならまずアゼライン酸を軸にします。

いきなりビタミンA系まで追加せず、アゼライン酸を少しずつ取り入れて肌状態をチェック。

そして忘れたくないのが、保湿です。

「ニキビ=とにかく皮脂を取らな!」

となりがちですが、攻め成分をどんどん追加するより、まずは洗顔・保湿などの基本ケアを整える。

肌のバリア機能を意識した土台作りも大切です。

② ニキビも毛穴もハリも気になる

これ。

アラフォーあるあるじゃないですか?😂

ニキビもある。

毛穴も気になる。

ハリも欲しい。

忙しい(笑)

このタイプなら、私ならまず、

朝:アゼライン酸
夜:ビタミンA系

のように分けるところからスタート。

そしてここでチェックしたいのが、

「今使っているビタミンAは何?」

ということ。

パルミチン酸レチノールなどのレチニルエステルなのか。

レチノールなのか。

レチナールなのか。

さらに、同じ成分でも配合量や処方によって使用感は変わります。

なので、

「レチノール商品を使ってる=アゼライン酸は絶対NG」

でもないし、

「パルミチン酸レチノールだから絶対大丈夫!」

でもありません。

見るべきなのは、

ビタミンAの種類+商品の処方・使用方法+今の肌状態。

ここです。

③ レチノール初心者

この場合は、

まずビタミンA系アイテムに肌を慣らすことを優先。

最初から、

アゼライン酸!

高濃度ビタミンC!

ピーリング!

と盛り盛りにしない。

スキンケアって、

足せば足すほど良いわけじゃないんですよね。

特にレチノールやレチナールなどを初めて取り入れる場合は、メーカー推奨の使用量・頻度から始めて、肌状態を確認しながら調整するのがおすすめです。

④ すでに皮むけ・赤み・ヒリつきがある

これは、

攻めるタイミングじゃありません。

いったん使用頻度を見直して、保湿中心のシンプルなケアへ。

「せっかく始めたから続けないと!」

と思ってしまいがちですが、

肌が荒れているのに根性で続ける必要はありません(笑)

赤み・腫れ・強い痛みなどが出た場合や症状が続く場合は、使用を中止して皮膚科へ相談してください。

酒さ・赤ら顔がある場合は?

「酒さがあるけど、アゼライン酸とレチノールを使いたい」

という方は、少し慎重に考えたいところ。

アゼライン酸は、海外では酒さの治療に使用される医薬品にも採用されている成分です。

ただし、

「酒さならアゼライン酸+レチノールを使えばいい!」

という話ではありません。

酒さのある肌は刺激に敏感なこともあります。

特に赤み・ほてり・ヒリつきが出ている時期に、新しい攻め成分を自己判断でどんどん追加するのは避けたいところ。

皮膚科で治療中なら、使用しているスキンケアについて主治医に相談してください。

アゼライン酸とレチノールを併用するときの注意点

私が特に注意してほしいのが、

「美容成分の全部盛り」

です。

アゼライン酸。

レチノール。

高濃度ビタミンC。

ピーリング。

スクラブ。

「全部肌に良さそうだから全部使お♡」

……肌からしたら、

ちょ、待てよ。

です(笑)

特に肌が敏感になっている状態で、刺激になり得る成分やアイテムをいくつも重ねると、乾燥・赤み・ヒリつきなどにつながることがあります。

だから、

「何を使えるか?」より、
「今、何を一番ケアしたいか?」

まず優先順位を決めてあげましょう。

よくある質問

アゼライン酸とレチノールは毎日使える?

製品によっては毎日使用できるものもあります。

ただし、

両方を毎日使わないと意味がないわけではありません。

特に初心者さんや刺激を感じやすい方は、メーカー推奨の使用方法を確認しながら、肌状態に合わせて頻度を調整しましょう。

アゼライン酸とレチノール、どっちを先に使う?

成分名だけでは決まりません。

まず、それぞれの商品が推奨する使用順を優先。

特に指定がなければ、剤形やテクスチャーを参考にします。

朝アゼライン酸、夜レチノールでもいい?

それぞれの商品がその使い方に対応しているなら、朝と夜に分けて取り入れる方法も選択肢のひとつ。

特に初めて2つを組み合わせるなら、私はこの方法から始めるのが分かりやすいと思います。

そして朝は日焼け止めを忘れずに!

パルミチン酸レチノールとアゼライン酸は併用できる?

「パルミチン酸レチノールだから絶対大丈夫」とは言い切れませんが、ビタミンAの種類だけを理由に一律で併用NGと考える必要もありません。

使用している商品の処方・使用方法と、自分の肌状態を確認して判断します。

特に初めて組み合わせる場合は、一度に複数の新しいアイテムを追加しない方が、肌の変化を確認しやすいです。

レチナールとアゼライン酸は併用できる?

絶対にNGという組み合わせではありません。

アゼライン酸とレチナールを同一製剤に配合して検討した研究例もあります。

ただし、これは特定の処方を使った研究です。

手持ちのレチナール製品とアゼライン酸製品を重ねた場合に、そのまま同じ結果になるわけではありません。

同じ日に使わない方がいいのはどんな人?

たとえば、

  • ビタミンA系アイテムを使い始めたばかり
  • 皮むけしている
  • 赤みが強い
  • 乾燥してヒリヒリする
  • すでに複数の攻め成分を使用している

こんな場合は、無理に併用しなくてOK。

肌が落ち着いてから考えましょう。

ニキビにはアゼライン酸とレチノール、どっちがいい?

これは、ニキビの状態や使用する製品によって変わるため、

「絶対こっち!」とは言えません。

アゼライン酸もレチノイドも、ニキビについて研究されてきた成分です。

過去には、アゼライン酸20%クリームとトレチノイン0.05%クリームを比較した臨床試験もあります。

ただし!

ここでいうトレチノインは医薬品のレチノイド

化粧品に配合されるレチノールやパルミチン酸レチノールなどと、そのまま同じものとして考えることはできません。

だからこそ、

「どっちが強い?」ではなく、
「私は今、何を一番ケアしたい?」

で考えるのがおすすめです。

まとめ|「併用できる?」より「今の肌が使える状態?」を見よう

アゼライン酸とレチノールは、

絶対に併用NGな組み合わせではありません。

そして今回もうひとつ覚えておいてほしいのが、

「レチノール製品」と呼ばれているものが、全部同じではない

ということ。

パルミチン酸レチノール。

プロピオン酸レチノール。

酢酸レチノール。

レチノール。

レチナール。

同じビタミンA系でも種類が違いますし、さらに配合量や処方によっても使用感は変わります。

だから、

「レチノールとアゼライン酸は併用OK!」

と一言で片付けるより、

何のビタミンAを使っている?
どんな製品?
そして今、肌はどんな状態?

ここまで見てあげることが大切。

初心者さんなら、

朝:アゼライン酸
夜:ビタミンA系アイテム

のように、まず分けて取り入れるのもひとつの方法です。

そして何より、

赤みがある。

皮むけしている。

ヒリヒリする。

そんなときは、攻めるより休ませる。

美容成分は、

いっぱい使った人が勝ち!ではありません(笑)

今の肌に必要なものを、必要な分だけ。

結局これが、一番続けやすいと思っています♪

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「そもそもアゼライン酸って何にいいの?」

という方は、

『アゼライン酸の効果とは?ニキビ・毛穴・皮脂への働きと濃度・使い方を美容カウンセラーが解説』

もぜひ読んでみてください♪